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![]() ― 貴院は公設民営化の医療機関として、所有が横浜市、運営が日本赤十字社の病院と伺っています。 西岡 横浜市が運営する「市立港湾病院」の老朽化に伴い、市が450億円という莫大な資金を投じて別の場所に建て直したのですが、その借金の返済と利子に加え、経常収支上も赤字となり、公営ではこのまま負債が積みあがっていくことが目に見えていたのですね。そこで、市の財政赤字を解消すべく、民間に「新・港湾病院」を売却することも検討したようですが、大規模な災害に備えて救急用のヘリポート、船着場まで要する“陸・海・空”対応の大型救命病院に作り上げてしまっていたため、民間が所有するには荷が重かったのです。 そこで次善策として民間への運営委託を検討したところ、複数の財団や医学部を有する大学などが手を挙げ、最終的に「日本赤十字社」が指定管理者となることに決まりました。そして、公設民営の病院として「横浜市立みなと赤十字病院」の名称で、2005年の4月1日に開院しました。 ― 民営化によって、病院の運営に何か変化はありましたか。 西岡 民営化されたからといって、病院そのものの機能が大きく変化することはありません。ただ、今回新たに診療科を増設し、生活習慣病を含む幅広い病気に対する急性期医療を担うと共に、横浜市の政策医療の一環として、救急医療、アレルギー疾患医療、緩和ケア医療に力を入れることになりました。また、他の赤十字病院と同様に災害時医療の拠点病院としての機能を充実させ、地域の皆様に親しまれる病院に発展させたいと考えています。
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